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全店舗利用のkintone受注管理システムの帳票出力にレポトンを採用!(株式会社アルペン)

株式会社アルペンの名古屋本社での写真

業種:小売業・生活関連サービス業・娯楽業

事業規模:約1万人

利用用途:

・受注管理業務のお客様控え/店舗控えの出力

・取り扱い商品の商品説明書(ポップ)の出力

会社HP:https://store.alpen-group.jp/corporate/

2021年から主にアルペンアウトドアーズの店舗にてレポトンの利用を開始した株式会社アルペンですが、kintoneで構築した受注管理システムの全店展開と合わせてレポトンの利用も全400店舗に拡大しています。話題の旗艦店でも利用されているレポトンの利用拡大時の工夫やポイントをお聞きしました。実際に店舗を利用するお客様が手に取る機会のある帳票を出力している事例です。

ポイント
わずか2か月で全国400店舗1万ユーザーへの利用拡大を実現
全店舗で利用される受注管理システムの帳票出力機能としてレポトンを採用
自社内完結のアジャイル開発によりわずか1週間での帳票システムの実装が可能に

目次

導入背景:「求めるシステム要件を満たし1万人の従業員がスムーズに活用できる使いやすさ」が決め手

事業内容について教えてください。

(情報システム部デジタルプランニンググループ 赤坂氏)
アルペングループは“スポーツをもっと身近に”をパーパスに掲げ、誰もがスポーツを楽しみ、健康で充実した日常を送ることができる世界を目指している企業で、全国に約400店舗のスポーツショップを展開しています。総合スポーツショップのスポーツデポ、アルペン、アウトドア専門店のアルペンアウトドアーズ、アルペンマウンテンズ、ゴルフ専門店のゴルフ5とおもに3つの事業があります。その他ECサイトやスキー場、ゴルフ場の運営やプライベート商品の開発も行っております。
2022年4月に新宿に旗艦店1号店となる「Alpen TOKYO」を、2023年9月には西日本初の旗艦店として「Alpen FUKUOKA」を、さらに2024年3月にはアルペングループ史上最大の旗艦店「Alpen NAGOYA」をオープンしました。地域最大級の品数を誇るリアル店舗でさまざまなスポーツ用品の販売を通じて、その楽しさを発信しています。

私が所属する情報システム部デジタルプランニンググループでは、店舗従業員が利用するシステムの開発や導入後の運用フォローを中心に担当しています。店舗へのフォローは店舗向けに様々なサポートを行う店舗サポート部と協力し行っています。

kintoneとレポトンについて導入前の課題を教えてください。

(赤坂氏)
kintone導入前はウォーターフォール型の開発でフルスクラッチのシステムを組んでおり、そのシステムの中に帳票出力の機能をつけていました。ウォーターフォール型の開発は開発費用と時間がとにかくかかります。一部の簡単な修正であっても要件定義からリリースまで数ヶ月かかってしまうことが問題に感じていたため、ローコードツールであるkintoneの導入を検討していました。kintoneを利用した店舗業務シーンを想定した時に、紙媒体の帳票が必要ではあったもののkintone自体には帳票の出力機能がないことが課題でした。

色々なツールの中でレポトンに決めた理由を教えてください。

(赤坂氏)
2021年のレポトンの初期導入時にkintoneから帳票出力できる製品を検討しているなかで、要求機能として以下がありました。

レポトンはこれらの機能をみたしていたため、採用を決めました。また、今後の拡大を考えた時に他社製品と比較してできることが多いこともポイントとなりました。加えて、初期費用や最低契約月数の縛りなどがないため気軽に利用開始が出来るという点も、スピード感を持ってアジャイル開発の仕組みに移行したかった我々にとっては魅力でした。使用してみて万が一合わない場合は次の製品にトライすることも考えられましたが、結果的にレポトンの機能や使いやすさなどが総合的に自社の運用にマッチし、現状では使い続ける選択をしています。

対して、2023年にレポトンを全400店舗へ展開する時の要求機能としては、追加で以下がありました。

レポトンの活用方法についていい案がないか提供元のソウルウェア社へ相談した際に、サブスク型のレポトンと買い切り型のレポトン PDFの併用の利用方法の提案があり、コスト面をクリアすることができました。最終的に、初期導入時の要件と全店舗展開の要件の両方を満たすため全400店舗での利用が可能という判断をしました。

新規導入時と利用拡大時のシステム要件とレポトンシリーズでの実現可否

最後に、前半で述べたスペック的なシステム要件を満たすことも大切でしたが、ユーザー視点で重要視した項目も二つありました。一つ目はユーザーである、店舗従業員が直感的に操作できることです。多くの従業員(約1万人)がいるため、全店への利用拡大時には非常に重要な点でした。二つ目は新しい帳票の作成やリリース済みの帳票のブラッシュアップが容易に行えること(完全内製が可能なこと)です。内製ツールとしての最大の特徴の一つであるスピード感も重要でした。

主にどのような業務にレポトンを活用しているのか教えてください。

(赤坂氏)
先にもお話しした通りメインの利用用途は受注管理業務です。店舗での接客や通常業務でもkintoneを使用しており、紙として印刷が必要なものをレポトンから出力しています。 商品の注文受付をした際にお客様にお渡しするお客様控えと店舗用の控えを出力していたり、お客様から買取した商品を店頭に陳列する際に貼り付ける商品説明書(ポップ)の出力などに利用をしています。どちらも実際に店舗で商品を選んだり購入したりする際にお客様が手にとったり見たりする大切な用紙です。

サブスク型のレポトンと買い切り型のレポトン PDFの使い分けの仕方を教えてください。

(赤坂氏)
kintone受注管理システムではお客様の注文パターン(店頭注文やWeb注文など)や発注パターン(社内取り寄せやメーカー取り寄せなど)が複数あり、そのパターンによって出力したい帳票が変わります。出力作業者である店舗従業員の業務フローの煩雑さを避けるために、パターンによって帳票ボタンの出し分けをしたい場合はレポトンを利用しています。

また、お客様に控えをお渡しする際の注文明細が複数になる帳票は複数枚の帳票出力が可能なレポトンを利用してます。加えて、受注管理業務では店舗のレジにていち早く該当伝票の状況を確認するために、その場で読み取りをするケースもあるためバーコードの印字が必要な場合はレポトンが適しています。それ以外の1枚のみの帳票を出力したいシンプルなケースではレポトンPDFという使い分けをしています。 

レポトンとレポトンPDFの使い分けイメージ

利用方法1:受注管理業務のお客様控え/店舗控えの帳票出力に活用

“お客様控え”や”店舗控え”の利用シーンについて詳しく教えてください

(情報システム部デジタルプランニンググループ チーフ 武田氏)
お客様が欲しい商品が店舗にて欠品していた場合に商品の取り寄せ注文を行います。その際に、お客様の注文が完了した際に控えを出力して渡すような時に利用しています。お客様のご希望や店舗の状況により詳細は異なりますが、1店舗あたり約25件/週ほどの出力件数があり、全400店舗で見るとかなりの量になります。

お客様対応フローの一例と出力する控えの利用方法
受注管理システムの「受注管理アプリ」から出力できる社内/お客様控え

当社はこの取り寄せ注文パターンが複数存在しているため、そのパターンごとにkintone内にステータスを設けています。このステータスに合わせて必要な帳票ボタンが表示されるように、レポトンで出力するボタンの表示/非表示を設定しています。

ボタン表示の制限をするときのレポトンの設定画面

利用方法2:取り扱い商品の商品説明書(ポップ)の帳票出力に活用

“商品説明書(ポップ)”の使い方について詳しく教えてください。

(赤坂氏)
先ほどとはケースが異なり、中古品の買取と販売で利用する帳票です。お客様が店頭に持参した中古品を買取後、店頭に陳列する際にレポトンで商品説明書(ポップ)を出力しています。

kintoneに登録されている買取情報と、レポトンで出力した帳票とを照合し、相違がなければ店頭に陳列をします。レコードの詳細画面から出力ボタンを押すと、この商品説明書(ポップ)が1クリックで作成できるのでとても便利です。

商品説明書(ポップ)の出力はレポトンの初期導入時からアルペンアウトドアーズで利用しております。

中古買取アプリから出力できる商品説明書(ポップ)の出力イメージ

社内浸透:スクラム開発で現場の声を活かした帳票システムへ改善した

レポトンの社内展開方法について教えてください。

(武田氏)
実際の導入スケジュールとしては、8月から全店舗への導入を開始し10月初旬には全400店舗への導入が完了しました。導入中の約2ヶ月の間にもタイムリーに店舗から意見を取り入れブラッシュアップを行いました。現在は導入開始時のバージョンからすでに5版目のものを利用しており、スクラムの手法で内製化をしています。

店舗からのシステムへの要望については、kintone内に要望登録用のアプリを用意しそこに店舗従業員の好きなタイミングで登録をしてもらっています。帳票系のレイアウトなどの要望があった際には店舗サポート部を交えて改善案を出し数日〜1週間程度で改訂版をリリースしています。

レポトンの社内浸透で工夫されたことがあれば教えてください。

(赤坂氏)
kintoneとレポトンはほぼ同時期に展開をしていきました。レポトンは作る側にとっても使う側にとっても操作が簡単なため導入に対して特別な工夫をすることなくスムーズに全店への利用拡大ができました。

レポトンを設定しているアプリ一覧の様子

レポトンの構築について工夫したポイントやおすすめの設定があれば教えてください。

(赤坂氏)
フルスクラッチのシステムで行っていたことを、kintoneとレポトンの仕組みでできるようにデータの持ち方(kintoneでのフィールド種別の選択)やフォーマットの統一化(レポトンで利用するフォーマット)に丁寧に時間をかけたところがポイントかなと思います。

例えば受注管理システムでは、受発注のパターンに合わせて出力ボタンを出し分けるときの設定方法に関して、複雑な条件分岐を避けてなるべく共通のフォーマットに統一していきました。

また細かい設定のポイントになりますが、帳票作成時はダウンロードされる設定をしています。ダウンロード履歴からファイルを選んで印刷をしているためです。ファイルの選び間違いを防ぐ目的でファイル名に帳票作成日時やレコード番号を自動で入力する設定をレポトンでしています。

また、kintoneとレポトンともにIPアドレス制限の設定をしていることでセキュリティ面のリスクもカバーできています。

導入効果:帳票システムを内製化!わずか1週間でのリリースが可能に

レポトンの導入効果について教えてください。

レポトン導入前後の比較と効果のまとめ

(武田氏)
効果としてはアジャイル開発での内製化ができたことと、新規リリースやブラッシュアップが約1週間でできるようになったことです。以前はフルスクラッチでのシステムをウォーターフォール型の開発で行っていたため、どんなに早くても最低1-2ヶ月は要していました。

(情報システム部デジタルプランニンググループ マネージャー 尾林氏)
情報システム部デジタルプランニンググループの中では帳票システムだけではなく、そもそものkintoneの構築や他のシステムとの連携ももちろん対応しています。受注管理システムの全体を見ると、やはり要となるkintone自体の構築に時間を優先的に使う必要がありました。ただ店舗側での最終アウトプットはレポトンでの帳票ですので、「帳票は大丈夫かな?間に合うのかな?」という不安もありましたが、実際はかなり早いスピードで完成していました。レポトンの設定のしやすさ、操作感が当社のスピード感にマッチしたのだと思います。

今後の展開:全ての帳票の管理やメンテナンスもkintoneとレポトンで一元化を目指す

今後の展開について教えてください。

(赤坂氏)
受注管理システムやレポトンの全400店舗への全店拡大は完了しましたが、帳票のみに目を向けると以前のシステムから出力しているものもあります。今後は全てレポトンで対応することで帳票の管理やメンテナンスも一元管理できるようにしたいと考えていてその準備を始めています。今後も利用は拡大していく予定です。

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