
勤怠管理・交通費精算クラウド「kincone(キンコン)」は2021年10月28日にアップデートを行い、休憩自動付与の複数設定が可能になりました。これまでも一定時間勤務したら自動で指定した時間分の休憩が付与される設定は可能でしたが、これにより勤務時間に応じて段階的に休憩を自動登録できるようになります。
休憩の打刻は不要です!自動付与を活用しましょう
どんなに忙しくても、お仕事中は休憩はしっかり取りたいものです。
例えばお昼休み、12-13時までと時間が決まっていたり、1時間のお昼休みを自由な時間に取ることができたりなど、組織によって休憩の取り方は様々だと思います。
kinconeで行える休憩時間の打刻方法は以下の通りです。
①従業員が休憩時に打刻する
②予め決まった時間帯に休憩時間を自動付与する
③一定時間勤務したら一定時間の休憩を自動付与する
今回のアップデートにより可能になったのは、③一定時間勤務したら一定時間の休憩を自動付与するを取得条件の複数設定ができるようになったというものです。
これがどういうことなのか説明します。
例えば労働時間が8時間を超える場合に1時間の休憩を与える場合は、「481分以上勤務した場合は60分間」の休憩を付与します。

今回のアップデートで以下のように段階的に設定することが可能になりました。

労働基準法第34条で、労働時間が
6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は少なくとも1時間
の休憩を与えなければならない、と定められています。
つまり、上記に対応した形です。
なお、複数条件を設定した場合付与される休憩は、勤務時間に対して最長になる1回のみです。
休憩の自動付与は正しく使いましょう
正しい労働時間の算出のためには、休憩もしっかりと打刻することは大切です。
でもいちいち休憩の打刻をすることは面倒に感じることもありますよね。
出退勤と違い、一定時間の取得が決められている休憩時間なら自動化するのもひとつの方法だと思います。
そんなときに便利なのが休憩自動付与です。
ただし、管理者は従業員が自動付与された時間分の休憩が取得されているかどうかをしっかりと確認しなければなりません。
多く取っていないかどうかの監視もそうですが、休憩を取らずに働き過ぎが起きていないかどうか注意して見ておく必要があるのです。
それさえできていれば休憩の打刻漏れは無くなるので、従業員も管理者も手間が省けて正しい労働時間集計が可能になるというメリットの方が大きいのではないでしょうか。
いくら勤怠管理システムを導入しても現場で正しい運用ができていなければ意味がありません。
働きやすい職場環境になるような仕組みと併せてシステムを活用することで、働き方改革を実現しましょう。
今回はkinconeの休憩自動付与の使い方について説明しました。
詳細は以下のページをご覧ください。
このほかにも勤怠管理における便利でシンプルに使える機能を備えておりますので、よろしければ一度お問い合わせください!
kinconeは今後もユーザーの声を反映してアップデートを重ねていきます。
今後とも勤怠管理・交通費精算クラウド「kincone」をよろしくお願いします!