キントーン(kintone)で、明細行が可変する帳票を出力したい方に、オススメの記事です。
RepotoneUProは可変帳票にも対応!
キントーンの帳票出力サービスで定番なRepotoneU Proですが、固定帳票だけではなく、可変帳票にも対応できます。見積書や、請求書などで、明細行が一定でないものをデータ量に応じて、デザインの崩れなく、出力することが可能です。
キントーンでデータを管理しているが、可変帳票を出力したいという方にはオススメです。具体的な設定方法は次の通りです。
自動改ページ機能の設定方法
①出力用のテンプレートPDFを作成する
最初に出力用のテンプレートPDFを作成します。自動改ページ機能は、RepotoneU ProのPDF出力機能のみに搭載されています。Excel出力では設定できません。作成するPDFは最低2種類が必要です。1ページ目の鏡(かがみ)と明細のPDFと、2ページ目の明細用のPDFです。
PDFはどのようなツールで作っていただいても構いません。ツールにこだわりがない場合は、Excelでデザインを作成するのがオススメです。サンプルのExcelファイルも用意しましたので、よろしければご活用ください。

②RepotoneU Proを設定する
出力用のテンプレートPDFが完成したら、RepotoneU Proの設定を行います。
1、帳票を追加で「PDFで自動改ページあり」を選択する
帳票追加画面で、「PDFで自動改ページあり」の出力形式を選択します。ここで設定をしておかないと自動改ページの機能は反映されません。

2、作成したテンプレートPDFをアップロードする
作成したテンプレートPDFをアップロードします。1ページ目の鏡と明細のPDFは、「明細 始まり」のタブの設定画面でアップロードします。2ページ目の明細のPDFは、「明細 繰り返し」にアップロードします。3ページ目以降がある場合は、「ページ追加」をクリックし、ページを追加してください。

3、見積明細の繰り返しの設定を行う
テンプレートPDFをアップロードすると、赤色で「未設定」が表示されます。「未設定」をクリックすると、繰り返し表示したいサブテーブル が選択できるので、任意のサブテーブル を選択してください。選択すると、赤色の「未設定」が緑色と灰色の「繰り返し」へ変わりますので、テンプレートPDFの明細と緑色と灰色の「繰り返し」を重ねてください。重ねたら、緑色の部分でマウスでドラッグしながらフィールドを描画していただきますと、設定画面が開きますので、任意のサブテーブルのフィールドを選択してください。同様の作業を、「明細 繰り返し」のページでも行います。


4、明細以外の項目の設定を行う
明細の設定が完了したら、残りの設定を行ってください。

以上で自動改ページ機能の設定は完了です。可変帳票を出力できるようになります。
注意点
明細の下のフィールドは可変に対応できない
RepotoneU Proは、明細を可変させることができますが、その下に配置したフィールドを明細数によって出し分けることはできません。そのため、可変させたい明細は帳票の最下層に設定する必要があります。どうしても明細の下に固定フィールドを配置したい場合は、自動改ページを設定するのではなく、予め明細を多めに設定することをオススメいたします。
いかがでしたでしょうか。可変明細の帳票を発行する必要がある方は、ぜひRepotoneU Proをお試しください。