ソウルウェアは毎年Cybozu Daysに協賛しており、今年も11/7、8と幕張メッセで行われたCybozu Days東京 2019にスポンサーとして出展しました。
講演内容や各社展示ブースの様子はSNSやブログでたくさん紹介されているのでそちらに任せるとして、今回はイベントを通して「ソウルウェアは企業として節目の時期なんだな」と感じた気持ちを少し書こうと思います。
Cybozu Daysとソウルウェアの歩み

ソウルウェアはCybozu Daysの前身となるcybozu.comカンファレンス2014に協賛したのを最初に、Cybozu Daysには毎年出展しており、今年は7回目にして初のプラチナスポンサーとしての出展となりました。(2014年のカンファレンスの前に東京ドームホテルの地下でもサイボウズのイベントに出展した記憶があるけれど、あれはパートナーミーティングだったのだろうか?)
最初の2014年のカンファレンスは「誘われたので断るのもなんだな」と思ったので出展はしたものの、自分たちのやっていることや製品が世間にどのように受け止められるのかさっぱりわからず、そのため、どのように立ち居振る舞えばいいのかもわからずというなんとも情けない状況だったと記憶しています。
翌年の2015年も前年と大差のない意識で参加していたためか、情けない顔でボーっと立っていたところ、当時のサイボウズ営業本部長の方に「商売、商売!」と肩をたたかれたことを覚えています。あの瞬間から自分の中で意識が変わったことがはっきりと記憶に残っており、いまでもよく思い出します。(本当にありがとうございました)
しかし、この頃のカンファレンスは『kintone』そのものの認知が進んでおらず、出店している各社、自社製品の説明どころかkintoneの製品説明をしている時間のほうが長かったです。
また、出展ブースの集客はなかなか渋く、(おそらくM-SOLUTIONSさんが持ってきていた)Pepperが虚ろな空間に向かって「誰か来ないかなー」とつぶやいたのを聞いて皆で苦笑いしているような状況でした。
次の2016年からはイベントタイトルがCybozu Daysに変わり、また、場所も幕張メッセに移されてイベントの規模も内容も大きく変わりました。ソウルウェアでも前年発表した『RepotoneU』がkintone界隈に大きなインパクトを与えていたり、kintone hackにエンジニアが登壇したりと、手ごたえの大きな年となりました。
Cybozu Daysでは毎年、テーマ(スローガン)を掲げて開催されています。
その後、2017年、2018年、2019年とCybozu Daysの規模は拡大を続け、ソウルウェアも毎年参加してきましたが、実は私はこれまでの開催テーマ ”共に生きる(2016年)”、”壁を超える(2017年)”、”楽しいは正義(2018年)”にはあまり共感できずにいました。同調圧力のようなものを感じていたため心の中で実は少し反発していたのです。 (パートナーなのにこんなこと書いてすみません)
しかし、今年のテーマ “モンスターへの挑戦状” はとてもよかった。心の底から、共感しました。
世の中には「できない」とか「許してもらえないと」とか、思い込みで我慢していることが多すぎます。是非皆さんもそんなものはないんだという意識で、モンスターに立ち向かってみてください。
今のソウルウェアと取り巻く環境
Cybozu Days及びkintone市場の伸びとともに、ソウルウェアも売り上げを伸ばし、事業内容もSIerからメーカーへとシフトしてきました。また、働き方も大きく変わり、残業はほぼなくなり、全員がリモートワークへと移行しました。
経営者の私がチャランポランなところもあるため、まだまだ課題もたくさんある組織ですが、 今回のイベントを通して組織としての成長を感じることができました。( リモートワークに関する課題は以前ブログにも書いています )
まず、今年のソウルウェアは広報やセールスといった営業サイドの従業員が増えたこともあり、私が自分でやらないといけないことはずいぶん減りました。以前はパネルやチラシの作成から当日の準備までかなりの部分を私がやっていましたが、今年はほとんどやりませんでした。初日にチラシが足りないのでは?という問題が発生しましたが、その際も、メンバー同士で連絡を取り合って二日目には補充されていました。
また、二日間、あまり私は接客せずに展示ブースから少し離れて見ていたのですが、古くからいるエンジニアの商品説明も格段に良くなっていたし、まだ入社して間もない営業担当者も出来る説明は積極的に行い、わからないところは適切な人に質問していました。
また、なによりも、私が何も指示しなくてもそれぞれのメンバーが自分で考えてうまくその場を対応してくれていたのが、とても嬉しかったです。
合間で聴講したいくつかのセッションでされていた話も、心に残っていますので、今後の組織運営に活かしていきたいと思います。
おそらく数年後に2019年くらいからソウルウェアは変わったね、と振り返ることができるのではないでしょうか。
ソウルウェア以外でもCyzozu Days常連企業のジョイゾー、M-SOLUTIONS、コラボスタイル、R3Instituteといった以前から深い付き合いのあるパートナーが昨年から今年にかけて体制や戦略を大きく変えてきてたと感じています。
私は経営者なのにあまり飲みに行かないこともあって、みなさんと深く語り合うことは少ないのですが、それぞれの会社とは協業しつつもライバルであると思っており、いつも動向を注視しています。
ソウルウェアはとっつきにくい会社だとは思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
(番外)子連れ参加
「イベント出展社が子供を連れて参加してはいけない」というモンスターを倒そうと思ったわけではないですが、今年は忙しい奥さんに娘の世話で負担をかけないようにと思い、3歳の娘を連れて参加しました。

保育士免許を持っている友人にシッターを依頼してはいましたが、初日の朝は不安を感じながらイベント会場に入りました。しかし、会場に入り、ブースの準備に取り掛かろうとしたその瞬間、顔見知りのサイボウズと船井総研の方が「お父さんは準備で忙しいから、おねーちゃんたちと遊ぼう」と、娘を連れて行ってしまいました(笑)
また、展示期間中も娘を連れて会場を一回りすると持ち切れないほどのお菓子やおもちゃがもらえたり、サイボウズの方にやさしく声をかけていただけました。
(初日の最後、楽しそうなファンミーティングとkintone hackを横目に、そろそろ疲れて駄々をこね始めた娘の機嫌を取るためキッズスペースにロックされていたのはご愛敬です(笑))
いろいろなITイベントがありますが、ここまで子供ウェルカムなイベントは他にはない気がします。このような形でイベントを企画してくださったサイボウズさん、ありがとうございました。是非、来年もつれてきたいと思いましたし、他のパートナー企業でも奥さん(旦那さん)の負担を減らすために子連れで参加したい方がいらっしゃったら、何か仕組みを作れないかとも考えています。
また、二日間にわたって支援してくれた友人のシッターにもお礼を言いたいと思います。すごく助かりました。ありがとう。
次は大阪
さて、次は12/5、6とCybozu Days大阪が開催されます。ソウルウェアは展示会場正面のすごく良い場所に陣取っていますので、是非、ご来場の際にはお立ち寄りください。我々も張り切ってお迎えします!
忘れてた
そうそう、ソウルウェアが展示しているのは「勤怠管理・交通費精算クラウドkincone(キンコン)」と「kintone帳票プラグインRepotoneU(レポトン・ユー)」です!みなさま、よろしくお願いいたします! (書いておかないと怒られる)
株式会社ソウルウェア代表取締役
できれば難しいことを分かり易く伝えたいと考えています。