
株式会社テッチシステム(埼玉県さいたま市)は物流や製造の現場で利用するさまざまなシステムソリューションを提供する会社です。アットホームな職場でDXの一環として勤怠管理をクラウド化しました。当初は打刻や交通費登録の利便性を目的に導入しましたが、kinconeにしたことで「労働時間の可視化」がされ社員の評価に繋がったといいます。
株式会社テッチシステム
導入時期:2020年5月
利用人数:10名
最初は交通費管理が目的だったが勤怠管理の使いやすさにそのまま定着
ーkincone導入前の勤怠管理について教えてください。
斉藤:「サイボウズOffice」のタイムカードアプリを利用していました。
パートタイムスタッフを雇用をすることになり、そのスタッフが電車通勤を希望していました。その頃はまだそんなにコロナの影響も大きくなくて。
みんな車通勤だったので、電車通勤時の交通費精算ができて、なおかつ勤怠管理もできるツールが必要になりました。
ーkinconeはどうやって決めましたか?
斉藤:インターネットで「”交通費精算 勤怠管理”」という感じで検索して、他の製品でトライアルもとくにせず、すぐkinconeで稟議を出しました。
使いやすそうだった点と価格が決め手でした。
ーいまのご利用方法は勤怠機能は10人(全員)で使って、交通費機能は必要に応じて利用している形ですか?
斉藤:本来の目的だった交通費の管理は、実は今使っていないんです(笑)。
導入してすぐコロナの影響でパートスタッフも車か自転車で通勤することになったので。
普段の打刻はパソコンからのブラウザ打刻や、アプリ打刻を利用しています。
kinconeに変えてから、その日のスケジュールによって打刻方法を選択できるようになりました。
お客様対応などで外出が多い従業員も、今まではパソコンでサイボウズOfficeに毎回ログインしてから打刻していたのを、外出先からkinconeアプリで簡単に打刻できるようになったり。
ー本来目的だった交通費管理の機能は一旦必要なくなったけど、従来のタイムカードアプリでの管理と比べ、kinconeの打刻方法の自由度が良くてそのまま継続してご利用いただいているんですね。
労働時間が可視化すると社内の評価もしやすくなる
ー 他に、kinconeにしてよかったと感じている点はありますか?
斉藤:従業員それぞれが、1ヶ月どれくらいの労働時間が発生しているかすぐわかるようになった点でしょうか。
kinconeの普段の打刻画面から確認できるので把握しやすくなりました。
私は経理や総務を担当しているので社員の勤怠を管理することは業務のひとつですが、健康面の管理という意味でも「この人はたくさん働いている」という把握がしやすいです。
ー 具体的にそれは、どんなシーンで活きていますか?
斉藤:半年に1度、代表取締役と社員の面談を行なっています。
もちろん、たくさん働けばいいという考え方ではないが、kinconeにしてから「やっぱりこの部署は忙しかったよね」っていうエビデンスが残っているので、業務量が多かった人に対してはありがとうと伝えられ、きちんと評価がされていると思います。
体感だけではなくて、きちんと数字で可視化されるようになったのは大きいですね。しかも、エクセル作成など、総務の手間もかからずに出力できてしまうので。
ー評価する側もされる側も、データがあることで話がしやすくなりますね。正しい評価を受けられるようになると、モチベーションの向上などさまざまなところにいい影響が出てきそうです。
倉庫での作業を安全にする音声ピッキングシステムを提供

ー物流現場でのピッキングサービスを提供しているんですね。音声ナビシステム「TEEPAnavi」とは?
斉藤:商品や資材などの物資を正確に出荷するシステムです。音声ナビに従うだけで安全に作業ができるので初心者でも安心して使えます。
作業者は、骨伝導ヘッドセットと Android端末を装着することで、倉庫内を走るフォークリフトなど周囲の音は拾いながら、作業指示を確実に聞き取ることができます。
また、グローブ一体型バーコードリーダーを装着することで、作業しながらリストや画面を見ることもないので安全性が確保された作業者に優しいシステムです。
「TEPPAnavi」は誰でも簡単に操作できるように設計されており、初めて現場に来た経験のない人材でも正確に作業ができるため、誰もが即戦力として活躍できます。また、作業指示が数値で出るので、日本語の苦手な外国の方でも作業ができます。
固定設備ではないため、高額な設備投資費用を抑えることができる点も魅力です。まだ伝票を見ながらの作業をしている現場に少しでも取り入れてもらえたら嬉しいです。

株式会社テッチシステム
物流業/製造業向けシステムを中心に様々な受託開発及び製品パッケージ化を進めています。
知識豊富なエンジニア集団として、ユーザー視点でのシステム作り実現を目指し、日々業務分析能力を高めることを怠らず、利用者にとって『使ってよかった、ずっと使いたい』と思って頂けるシステム開発を心掛けています。

総務部 斉藤 みなみ(さいとう みなみ)
経理、総務、労務、営業支援などのバックオフィス業務を担当。
入社時と比べ、組織が大きくなったことで環境整備を模索中。新しいことに挑戦できる環境で、いろんなことにチャレンジしていきたいです。
soulwareの広報担当、サリーです!「幸せな働き方」への情報を中心にソウルウェアの様々な取り組み、イベントの様子、たまには雑談などを発信していきます。