キンコン導入事例:kintone、LINE WORKSとの連携でスムーズな勤怠管理(MーSOLUTIONS)

kincone 導入事例紹介
M-SOLUTIONSの出師氏(左)、ソウルウェアの阿部(右)
緊急事態宣言下のzoomインタビュー。

キンコンは単体でも活用いただける勤怠管理クラウド。ですが「kintone」(キントーン、提供:サイボウズ株式会社)で社内の一元管理をしている場合は勤怠・交通費の情報もkintoneに蓄積しておきたいもの。M-SOLUTIONS株式会社は日々の打刻をkinconeとLINE WORKS(提供:ワークスモバイルジャパン株式会社)連携で行い、月次の締め作業はkintone上で行っているといいます。今回はキンコンの他サービスとの連携機能を上手に使いこなし、自社向けにカスタマイズしている事例をご紹介します。

他のブラウザ打刻サービスから乗り換えた理由

阿部:キンコン導入前はどうやって打刻していたのでしょうか?

出師:勤怠管理のWEBシステムを利用していました。
自分のPCでブラウザにログインして、打刻する形です。Excelのような表に打刻していく欄があって、毎日きちんと打刻してくれる人もいれば、月末にまとめて入力している人もいました(苦笑)
それは改善したかったですね。

それから、kintone(キントーン)を利用していたので、勤怠管理もkintone上で楽に管理したいという話が出ていて。kintone連携が可能な勤怠管理サービスで探したときに、キンコンが挙がりました。

キンコン導入当時は、交通系ICカードをタッチする打刻方法を利用していました。
勤怠の打刻と、交通費の情報がまとめて記録できるのはいいですよね。

阿部:ありがとうございます。今はどんな風にお使いいただいているんでしょうか?

出師:今はLINE WORKSからの打刻です(チャット打刻)。

各部署ごとにグループを作っているので、そのグループ毎で打刻をしています。
例えば私は管理部なんですけど、管理部のメンバーに向かって「業務開始」とトークすればbotが反応して出勤打刻完了、という感じですね。

実際のLINE WORKSトーク画面。「業務開始」というキーワードをトリガーにしてbotが反応している(打刻されている)。キーワードは好きな言葉に設定可能。

チャット打刻の思わぬメリット

阿部:弊社(ソウルウェア)はSlackで同じように打刻していますが、チャット打刻は非常に簡単でいいですよね。打刻に対するストレスが無いというか、コミュニケーションの延長のような形で。

出師:そうですね。テレワークしていると、メンバーがいつ出勤したのか、退勤したのかわからない。もちろん勤怠管理のシステム見ればわかるんですけど、仕事中にわざわざ同僚の勤怠を確認しないので(笑)
今はLINE上で「あれ、この人まだ仕事してるんだ」とか「この人は今朝、早く始業したんだな」という気づきもあって、なんだか面白いですよ。

阿部:他に何かチャット打刻のメリットを感じていますか?

出師:LINE WORKSからのチャット打刻にしたことによって、”打刻をさせる”のではなく、しないと仕事が始まらない感じなので打刻漏れも無いですし。
以前は抜けていた記録を月末にまとめて入力する人もいたので、残業時間の正しい把握ができていない部分があったんですが、今は正しい勤務時間で把握できるようになりました。

阿部:それはいいですね!
ちなみに、なぜ社内のツールにLINE WORKSを選ばれたのでしょうか?

出師:新型コロナウィルスの影響でテレワークを余儀なくされ、社内コミュニケーションツールが必須になりました。メーラーはOffice365を使っているのでTeamsも候補にあったんですが、LINEの方が一般に利用している人が多く、従業員が一番親しみやすいと感じたので、ビジネス版のLINE WORKSに決めたんです。

阿部:実は、LINE WORKSとkinconeの連携にはM-SOLUTIONS様からのご意見もきっかけの1つになりました。
既にSlackやChatworkとの連携をしていましたが、日本ではLINE WORKSを利用している企業も多く、御社含めて複数、連携のリクエストをいただいていたので。

出師:そうだったんですね。
本当に、LINE WORKSから打刻できるようになって弊社は大変助かっています。(笑)

kintone連携で一元管理

出師:キンコンは単体で利用可能なサービスですけど、うちの場合はkintoneを基幹システムとして利用しているので、連携前提で利用させていただいています。
打刻はキンコン、管理はkintoneの勤怠アプリで、という具合です。

阿部:もう少し具体的にkintoneでの管理について教えていただけますか?

出師:先にお話したように、日々の打刻はキンコンを連携させたLINE WORKSで行っています。
キンコンからkintoneへのデータ連携は、データ登録をした(=打刻をした)タイミングのみですよね。
そこでまずは日別のレコードを保持するアプリに日々の勤怠データを蓄積します。
その後、月次の勤怠管理アプリに流してサマリデータに落とし、最終的に給与計算を行っている形です。

kintoneの勤怠管理アプリの画面。

あとは交通費精算もkintoneアプリを利用しています。これも登録はキンコンを使ってICカードやモバイルSuicaなどからデータを取り込んでいます。

kintoneの交通費管理アプリの画面。

阿部:社内のあれこれをほとんど全てkintoneで管理している企業は、やはりkintone上でこういったデータを自分たちの好きなようにカスタマイズしながら扱えると便利ですよね。
大変、参考になりました!

今回お話を聞かせてくれたのは・・・

M-SOLUTIONS

ソフトバンクグループの技術会社であり「新たな価値を創造する」の理念のもと、Webシステム構築やクラウドサービスを提供する企業です。kintoneの経験も豊富で「CYBOZU AWARD」の『ソリューション・SI部門』で3年連続受賞しています。

<出師 様プロフィール>
管理部で人事・総務・情報システム等を担当しています。SE出身の経験を活かしてkintoneでのアプリ作成もしています。

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